タイトル

ママたちがお産をする前に知っておくと、
すこーし安心できる...かもしれない
おっぱいについてよくある疑問を
紹介していきます!
おっぱいについてわからない事って
何だろう?

Q1 最初からおっぱいは、ジャージャー出るものですか?

A:よく雑誌などでおっぱいがジャージャーでている写真を目にしたりします。しかしこれはもう何日も経過した状態を写しているだけなのです。
そもそも生まれたばかりの赤ちゃんの胃はビー玉ぐらいの大きさしかありません。そのため、最初からたくさんの量は飲めないんですね!
赤ちゃんの成長にともなって胃袋も成長しておっぱいをたくさん飲むようになります。
おっぱい自体も日にちが経つと量が増え、さらっとした感じの白いおっぱいに変化していきます。これが成乳です。皆さんがよく雑誌などで見かけるのはこのおっぱいのことなんですね。

Q2 赤ちゃんが泣きやみません。私のおっぱいが足りなくてお腹が空いているのでしょうか?

A:赤ちゃんが泣くのはお腹がすいたからだけではないんです。赤ちゃんは、言葉を話せないので全ての要求を泣いて訴えてきます。その中には、「オムツを替えて欲しい」「抱っこして欲しい」「服がきつい」「暑い」などさまざまです。特に10ヶ月近くお母さんのお腹の中で過ごしてきたのに急に外の世界に出てお母さんと離ればなれになると赤ちゃんは不安になります。そのため赤ちゃんは寂しくて泣いてしまうこともよくあります。
おっぱいをしっかりあげても泣き止まないときはオムツをみて抱っこしてあげるといいですよ。お母さんは、おっぱいをあげること以外はしっかりと休んでもらいたいのでオムツ替えや赤ちゃんをあやしたりなどはご家族のかたが手伝ってくれると理想的ですね。

ミニ情報1

おっぱいはミルクと違って赤ちゃんが成長するにつれて成分が変化していきます。最初の数日間は、菌がたくさんいる外の世界に適応するために免疫物質を必要とします。
そのため、最初の数日間は免疫物質とタンパク質及びミネラルを豊富に含んだ濃いおっぱいがでます。これが初乳です。
初乳は濃度が高いので少量ずつ分泌されていますが、赤ちゃんの胃の大きさを考えると理にかなっているわけです
イラスト

Q3 赤ちゃんの肌が黄色いです。これは、私の母乳が良くないからですか?

A:赤ちゃんの肌が黄色くなることを「黄疸」といいます。まず、黄疸の原因ですが、これは赤血球が壊されたときにでる物質、ビリルビンにより肌が黄色くなります。赤ちゃんは、生理的に赤血球が多く、さらにビリルビンを上手く壊して外に出せないので大なり小なり黄疸が出てきます。ビリルビンは、ウンチやおしっことともに体外へ排泄されるため、おっぱいをうまく飲みとれていないと黄疸が強く出ることもあります。
赤ちゃんにおっぱいをたくさん吸ってもらって上手に母乳を飲みとってもらうことが大切です。
日本人は、黄色人種ですので黄疸は出やすいですが、そんな時も私たちと一緒におっぱいの練習をしていきましょう。

何だか黄色くなった!? わたしのせい!?
mama
ママのせいじゃないよ!!
baby

生まれて何日間かは、赤ちゃんの体の中で、いろいろな変化が起こっていて黄疸が起きやすいのです!!
うんちゃおしっこに混ざって黄色くなる物質が体の外に出ていくから、とにかく頻繁におっぱいを飲ませてね!

ミニ情報2

ビリルビンは、酸素の多い子宮の外の世界で適応していくために必要なものでもあるので、赤ちゃんにとって決して悪いものではありません。母乳をよく飲んでいるからこそ出てくる母乳性黄疸というものもありますが基本的には問題ないので、黄疸のフォローをしながらそのまましっかりおっぱいを飲ませましょう!

Q4 哺乳瓶だとゴクゴク飲みます。私のおっぱいが出ていないのでしょうか?

A:哺乳瓶で飲ませるとあっという間に飲み干してしまうという経験をよくします。これは、哺乳とお母さんの乳房では、母乳が出るしくみが異なるからであって決しておっぱいよりもミルクを好んで飲んでいるというわけではないんです。哺乳瓶は口にくわえているとそれだけでもミルクが流れてくるので、赤ちゃんは反射的に吸ってしまいます。
では、お母さんの乳房からはどのように飲んでいるでしょう。赤ちゃんは、母乳がでてくるようにくちゅくちゅと吸っておっぱいを刺激します。その後、反射が起こって母乳を飲みとります。すなわち、哺乳瓶と違ってずっと母乳が出ているわけではなく、さらに自分から吸わないと母乳は出てきません。ですから、哺乳瓶での授乳よりも時間がかかるかもしれませんが、母乳を飲みとる息継ぎをするということを繰り返しながら、そしてお母さんのぬくもりを感じながら自分のペースで母乳を飲んでいます。気にせず「おっぱいタイム」を楽しんでくださいね!

泣いてる理由はいろいろ

Q5 日本のミルクはすぐれていると聞きます。母乳とミルクはたいして違わないならミルクで育てようと思うのですが

A:日本のミルクは海外と比べてもとても質のいいものになってきていますよね!でも、母乳は100%お母さんが作ったもので、赤ちゃんに必要な物質がすべて含まれています。母乳の中にはミルクにはない生きた細胞もあり、病気を起こす細菌から赤ちゃんを守ってくれます。他にも人工乳は最初から最後まで同じ味においですが、母乳の味は飲み始めと飲み終わりで変わりますし、味やにおいはお母さんが食べたもので変わってくるので、母乳だけを飲んでいてもいろいろな味やにおいを体験することができます。
さらに、母乳は赤ちゃんの成長に合わせて栄養成分が変化していきます。母乳は常に赤ちゃんに最適なものをあげることができるんですね。こういったことは、ミルクと違っておっぱいをあげているママにしか出来ないことですね!

泣いてる理由はいろいろ
おっぱい

Q6 おっぱいは飲んでもらいたいですが入院中しかゆっくりできないのだから休ませて欲しいです

A:母乳は頻繁に吸わせることで沢山出るようになります。特に最初の数日間はおっぱいにとってのゴールデンタイムなので頻繁の刺激がとても重要なんです。お母さんが、退院してから育児で不安におちいってしまうことがないように、入院中に赤ちゃんと生活していろいろな不安を解決していきましょう。ですが、赤ちゃんとずっと一緒にいて1人で全部抱え込んでしまうと、寝不足になったり体調が悪くなって疲れてしまうこともあるかもしれません。そんな時はもちろん赤ちゃんをお預かりすることもできますので、スタッフに相談してくださいね。

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最初の数日間はおっぱいにとってのゴールデンタイム
何回も何回もくり返しおっぱいを吸わせましょう!ですが、入院中、寝不足や疲労、気持ちが落ち込むなどもあると思います。もちろん体調に合わせて赤ちゃんをお預かりすることもできます。そんな時はスタッフに相談してくださいね♪

Q7 職場復帰するので、混合で育てた方がいいのでしょうか

A:職場復帰をされる方のほとんどが6ヶ月以降のことが多く、そのときには離乳食も始まってくるので、それまででもおっぱいをあげることができます。
お子さんを外に預けることになったとしても母乳には感染に対する成分を多く含んでいるので、お子さんを感染から守ることができるといわれています。お母さんが仕事を始めて赤ちゃんを預けることになっても、おっぱいを飲んでいる子は、病気にかかりにくいので混合やミルクの子よりもお子さんが病気などで呼び出されることが少なく、お母さんが仕事に集中できると言われています。後は、お母さんの生活などに合わせてお子さんの栄養方法を検討していただけたらと思います。

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お食事メニュー 入室オリエンテーション 産後のケアと育児 母親学級

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